2026年が幕を開けました。
みぬま福祉会の皆さまにとりましてもより素晴らしい1年となりますように。

 
 音楽を通じてのお付き合いを毎年させていただく中、コロナ禍以降特に、何度かみぬま福祉会にお邪魔させていただく機会をいただきました。障害を持つ方々の暮らしや生活を、丁寧なご説明をいただきながら実際に目の当たりにする中で、どんな環境であっても力強く生きていく入居者の皆さん、職員の皆さまやお世話をされる方々の明るさと強さ、このエネルギーは一体どこから来るのだろうと圧倒される思いでした。
  
 それは演奏会を依頼されて毎回コンサートホールで演奏を重ねるだけでは決して知り得ないことでした。私たちの演奏によかった、感動したと感想を述べ手を叩き、時には声にして音楽に反応して下さる皆さんには心からの感謝しかありませんが、実は私たち楽団関係者こそが、みぬま福祉会の皆さんから生きる勇気をいただいているという、とても大きな気付きがあります。
  
 生きることの尊さや時に苦難を教わり、共に生きているからこそ共有できる時間を音楽で満たしていくこと。
  
 みぬま福祉会と東京室内管弦楽団のご縁は今後、福祉と音楽という分野を超えたもっと大きくて深い関係へと発展、昇華していくことでしょう。人はなぜ生きるのか?どう生きるのか?ということを自分自身にも常に問いかけながら、少しでも多くの時間をこれからもみぬま福祉会の皆さまとご一緒して参りたいと思います。
  
  
2026年1月1日
東京室内管弦楽団
プリンシパルコンダクター
橘直貴