2016年2月7日

ご挨拶

本日は「コンセール・エクラタン  福岡(以下、CEF)」福岡の第6回演奏会にようこそお越し下さいました。これまでも私がいろいろなところで度々書いたり喋ってきたことですが、私たちCEFは、楽団というよりは音楽家同志のネットワークという側面を持った集まりだと考えております。そこに何か面白い企画がある、いい音楽がやりたいとなった時にパッと人が集まる場所がある、そして集まれる人がいる。このことは、日本の他の土地ではまずあり得ないことではないかと感じています。どうやったら面白いか、ということをまず考える気質のようなものは、おそらく福岡をはじめとする九州の方々と接していて私が最も素晴らしいなと感じることの一つです。
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2015年12月14日

プログラム 挨拶文より

素敵なご縁をいただいて、今年この彦根での第九の演奏会に呼んでいただきました。僕にとりまして彦根は初めて訪れる場所でした。

普段生活している東京の友人などに、今度彦根に行くんだよ、と言うと「彦根ってどこ?」「彦根って何県?」という答えが返ってきます。知ったかぶりをしつつも「彦根はね、滋賀県で琵琶湖が近くてひこにゃんのいる美しい街だよ」と伝えると、大抵の人は「あぁ、ひこにゃん、知ってる」とおっしゃる。ひこにゃんの人気と知名度恐るべしですが、そんな彦根で毎年行われている、この「ひこね市民手づくり第九演奏会」は、今年で第18回を迎えます。オーケストラとの合唱の皆さんが協力し合い、時間と労力を掛けて、しかし楽しむことも決して忘れずにこれだけの回数を重ねてこられたということは、言うほど簡単なことではなく、とても素晴らしいことです。
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